私たちの大脳は白紙の状態で生まれてくると考えられています。
ということは、生まれつき多少の個性はあるにしても、人格・性格に最も深く影響するのは、成長過程の環境です。
白紙で生まれた大脳に、いろいろなものが書き加えられて、価値観や思考のクセが育って行くと理解してください。
私がパニック障害からうつを引き起こしたとき、
なんで自分だけがこんな目に、とか
なんでこんなに自分はダメ人間なんだ、
なんて思っていました。
ところが、大脳は白紙で生まれてくると考えると、
自分と同じ環境で育ったとしたら、ほとんどの人は同じ思考のクセや価値観を持つということが言えることになります。
そう思ったら、気持ちが楽になりました。
自分の思考のクセや価値観は、自分が作ったものではなくて、環境が作ったもの。
だから、自分を卑屈に感じることはない、といった理屈ですね(笑)
同時に自分で思考のクセや価値観を作り変えることもできる、という結論に達しました。
うつの原因は強いストレスです。
断定してもいいです(^^;
薬で、症状が抑えられたとしても、仕事に復帰しバリバリ働けるかというと・・・
そんなことありませんね(ノ_・。)
なぜなら、ストレスは思考のクセや価値観が作り出すからです。
思考のクセや価値観を変えない限り、同じケースに遭遇すると、また強いストレスを感じることになります。
いろいろなことにストレスを感じることが無くなれば、うつ病も治るし、仕事に復帰すればバリバリ働ける、そう考えました。
つまり、思考のクセや価値観を変えてやれば、今までストレスに感じていたことが、ストレスに感じなくなる、ということです。
極論すれば、自律神経の働きを悪くしたのは、自分の思考のクセや価値観にがんじがらめに縛られていた、からです。
大脳に操られていたんですね。
思考のクセや価値観から離れることが大切だと気付くと、大脳に操られなくなります。
自分の価値観なんてそれほど重要なものではないと気付いて初めて、性格は変わります。
思考のクセや価値観をそのままにして、性格を変えようとすると、必ず失敗します。
こだわるのは止めよう、人の言うことなんか気にしないぞ、なんて思っても、いつの間にかこだわったり気にしたりしている自分に気が付きます。
お決まりの、自己嫌悪です(^^;
さぁ、自分の心に聞いてみてください。
自分の思考のクセや自分の価値観がそれほど重要なものか。
深く考えてください。
答えはあなたの頭の中にあります。